檻原「もう一通ハガキがきてました」

常護「おい、その前にさっきのはどういうことだよ」

檻原「あんま気にしてたらハゲるよ、弟くん」

常護「また話そらしやがって……」

凡内「常護、かなり口悪くなってるから」

常護「兄貴のことが心配なんだよ」

凡内「それは嬉しいけどさ。で、次の質問はなんなんだ？」

檻原「読むよ。『凡内くんと常護くんの年の差は？』ちなみに俺と凡内は同い年」

常護「誰も聞いてねえよ。俺と兄貴は二つ違う」

凡内「常護が大人びてるからいつも俺のほうが弟だと思われるんだよな。あれはちょっとヘコむ」

常護「周りがどう思っても兄貴は俺の兄貴だから。ずっと好きだし尊敬してるし、守りたいって思ってる」

凡内「本当にもう……俺はいい弟を持ったなあ」

檻原「確かに、いい弟くんだなぁ」

常護「檻原、弟を強調すんな」

檻原「してないよ、弟くんの気のせいだよ」

常護「……チッ」


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